* 現在は、取り引きをおこなっておりませんが、『織り人(Orijin)』開店当初、新しいデザインの商品づくりなどのご協力をいただきました。現在、オンラインショップ内に、当財団で製作してもらいました製品の在庫がございますため、紹介ページを残しております。
* 下記の掲載内容は、2012年時点のものです。
シーカー・アジア財団(SAF)Sikkha Asia Foundation
「シーカー・アジア財団(SAF)」は、1989年に公益社団法人シャンティ国際ボランティア会(SVA)のタイ事務所として、バンコク最大のクロントイ(Klongyoey)スラム地区に事務所を構えました。
現在、バンコクのスラム地区は1,000ヶ所以上存在し、100万人以上が居住しているといわれています。その中のクロントイスラムは、タイ国港湾局が保有するクロントイ港のあるチャオプラヤー河近辺に点在する42ヶ所のスラムの総称で、その人口は、12万人以上といわれ、タイ最大かつ最古のスラムです。
スラム地区の環境改善は、バンコク都行政の長年の課題ですが、最低限のインフラ整備実施以降のさまざまな問題点、貧困、麻薬・賭博の蔓延、青少年の非行などに対する抜本的な解決法が見いだせていません。
教育面では、スラム地区の子どもが多く通う学校は、指導が困難と判断され、教員の赴任先として敬遠される傾向にあり、質の高い教員が定着せず、他地域との教育の質の格差を大きくする原因となっています。
「シーカー・アジア財団(SAF)」は、急速に経済発展を遂げたタイ国内において、いまだ十分な社会的サービスを受けられずにいる都市スラム地区や山岳地域を対象とし、特に、子どもたちが絵本やおはなしの活動を通して、自分に誇りを持ち、負わされたハンディを克服していくための力を備える援助を目的として活動しています。
「シーカー・アジア財団(SAF)」の日々の活動は、「
SAFのホームページ」「
Facebook」を、ぜひご覧ください。
SAFクロントイの事務所には、設立当初から、印刷や縫製等の職業訓練センターが併設されています。その縫製センターでつくられている製品には、子どもたちへの教育支援のための活動費が、一部含まれています。
旅行やスタディツアーなどで、バンコクへお越しの際は、ぜひシーカー・アジア財団のクラフトショップへお買い物にお立ち寄りください。
現在(2012年4月現在)は、6名の縫製担当スタッフが働き、日本やタイ国内からの日々のオーダーや事務所内にあるクラフトショップで販売する製品づくり、新商品の開発に励んでいます。
それぞれのスタッフの紹介と、『織り人』で製品をご紹介するにあたり、日本のみなさまへのメッセージをご紹介します。
名前(ニックネーム)
ナリッサラー・ピルック(ピー・メー:メーお姉さん)
*底抜けの陽気さとこまやか心配りで、年上ばかりの縫製メンバーを支えるリーダーです。
SAF勤務:2001年〜
縫製の技術はどのように学びましたか?
クロントイ職業訓練学校で縫製を学びました。
気に入っている製品は何ですか?
かわいい小物やポーチ。最近は、服などもつくっていきたいと思っています。
日本のみなさんへメッセージ
商品を買ってもらえるというのは、自分たちの仕事が認められること。これほど、うれしいことはありません。
今、少しずつ新しい商品が増え、お店もきれいになり、お客さまにも喜んでもらえ、本当にうれしいです。もっと、喜んでいただけるように、みなさまに笑顔が広がるように、もっともっと、シーカーの縫製スタッフみんなで頑張っていきますので、ご意見、リクエストなども、どんどんよろしくお願いいたします。
名前(ニックネーム)
スナン・パーシーポン(パー・ナン:ナンおばさん)
*縫製スタッフへの技術的指導とパタンナーとしての役割を担っています。
SAF勤務:1990年〜
縫製の技術はどのように学びましたか?
10代の頃から、大型縫製工場で働き、基礎を学びました。SAFに来てから、難しい技術も学び、習得しました。
気に入っている製品は何ですか?
全部。すべての製品に同じだけ心を込めているからです。
日本のみなさんへメッセージ
私たちの商品をぜひ見てみてください。一生懸命つくっています。
名前(ニックネーム)
ジッスター・スームソーポン(ピー・ダー:ダーお姉さん)
SAF勤務:2009年〜
縫製の技術はどのように学びましたか?
バンコク都立クロントイ職業訓練学校の服飾縫製コースで学び、SAFで働き始めてから、バッグや他の製品づくりを学びました。
気に入っている製品は何ですか?
いろいろなデザインのバッグです。
日本のみなさんへメッセージ
使う人に、ほんとうに喜ばれるものをつくりたいと思っています。みなさんのほしいもの、いいと思うもの、ぜひ、教えてください!
名前(ニックネーム)
ウォンウェーン・ポーイマルーン(ピー・ウェーン:ウェーンお姉さん)
SAF勤務:1990年〜
縫製の技術はどのように学びましたか?
10代の頃に、友人に教えてもらい、それ以来、大きな縫製工場に勤めていました。いろいろな形のものを、デザインなども考えながら作るようになったのは、SAFに来てからです。
気に入っている製品は何ですか?
ポーチやペンケースです。
日本のみなさんへメッセージ
一つひとつに、気持ちを込めてつくっています。私たちの商品をつかってくださる方々に、しあわせを感じてもらえたらうれしいです。
名前(ニックネーム)
ソムチャイ・ブンペット(ピー・メット:メットお姉さん)
SAF勤務:2000年〜
縫製の技術はどのように学びましたか?
10代のころから大型縫製工場で働いてきました。その後、SAFで多くを学びました。
気に入っている製品は何ですか?
ノートパソコン用のケースです。
日本のみなさんへメッセージ
刺繍、織り、縫製まですべて、タイの人の手でつくられた商品を少しでも手にして、みてもらいたいです。
すべて、心をこめてつくっています。質と持ちの良さを保証します。
名前(ニックネーム)
パヨーム・チアウカーウ(ピー・ヤーオ:ヤーオお姉さん)
SAF勤務:1995年〜
縫製の技術はどのように学びましたか?
縫製訓練学校で学び、その後、SAFに勤務しました。
気に入っている製品は何ですか?
いろいろな小物です。
日本のみなさんへメッセージ
多くのお客さまに、商品を見に来てもらい、買ってもらいたいです。それは、私たちの生活を支えてくださるだけでなく、お客さまの反応を知ることができ、心の糧にもなります。