『織り人』が取り扱う製品の1つに、『ボーダーライン(Border Line)』というお店のものがあります。
その名の通り、西側をミャンマー(ビルマ)と国境(ボーダーライン)を接するタイ北西部ターク県メーソットという町にお店があります。
『ボーダーライン』ハンディクラフトショップは、ミャンマー(ビルマ)からの女性や、タイ−ミャンマー(ビルマ)国境でクラフト製品(手工芸品)を販売する異なる民族の女性たちを支援していた女性共同グループ(Women’s Collective)によって創設されました。
彼女たちのハンディクラフト(手工芸品)製品を販売することで、現金収入を得ることができるような市場(マーケット)を確立し、彼女たちのコミュニティー、女性のエンパワーメントと自立を支援することを目的として、
2004年にオープンしました。
『ボーダーライン』は、タイ-ミャンマー(ビルマ)国境周辺に住み、働いている人たちのために、ハンディクラフト製品を販売したり、芸術作品を紹介できるような魅力的なスペースをつくること、彼らの作品の製作と販売を通して、各女性グループのの潜在的な可能性や能力、アーティストの技術(スキル)を高めることを目指しています。
そのため、アーティストたちの作品を紹介するためにギャラリースペースがつくられ、国境地域の料理を提供するカフェもオープンし、アーティストたちの展示会や料理教室なども開催するようになりました。
『ボーダーライン』は、ハンディクラフト製品の重要な販売先となり、現在10以上の女性グループの支援をしています。
Chimmuwa、Tak Border Child Assistance Foundation (TBCAF)、Chin Women Group (CWG)、
Community Forest Support Group (CFSG)、English Speaking Course (ESC)、
Kachin Women Association of Thailand (KWAT)、Karen Women’s Organisation (KWO)、
Lahu Women’s Organisation (LWO)、Mon Women Organisation (MWO)、
United Lahu Youth Organisation (ULYO)、Women Development Group (WDG)、
その他にも、SWANやSAWなどの団体の製品も紹介しています。
『ボーダーライン』ショップは非営利団体であり、女性グループがデザインや製品開発、マーケティング、販売戦略、ショップ運営などを働きながら学ぶ(Learn while doing)ことができるように、インターンシッププログラムもおこなっています。
また、女性グループとアーティストたちは、自分たちの製品や作品をどのように販売していくのかを学びながら、収益を得ることができます。
売り上げの80%は、直接女性グループとアーティストたちへ支払われ、
20%は「ボーダーライン」ショップの運営費になります。
『織り人』は、製品の製作には関わっていませんが、『ボーダーライン』の主旨に賛同し、ぜひみなさまに製品をご紹介したいと思い、販売を始めました。
『ボーダーライン』では、時に低く見られがちな女性のハンディクラフト製品や伝統的な技術に対して、敬意も持ち、高い評価をしていることによって、魅力的な製品がつくられているのだと思います。
きっと、みなさまがしあわせを感じることができるような製品を見つけていただけることと思います。
『ボーダーライン』の製品は、
こちらです。
*『ボーダーライン』のホームページの内容を参考にしています。